にわかな日々

文章の練習。好きなものを紹介します。

2021年11月 第3週~第5週

継続力があったことなし

 ブログを続けたいです、と言いながら早速三週間ぶりの更新となってしまいました。なれない環境での仕事が忙しく、仕事をするか帰って寝るかという生活だったのが理由ですが、そもそも私の継続力が無いのも原因だと思います。今まで20年以上生きてきましたが、日記や家計簿、筋トレなどが一週間以上続いた試しがありません。それどころか飲酒や煙草、対人ゲームといった一般には中毒性があるとされる物事すらまともに続きませんでした。そんな私にとって、今回の「ブログの定期更新」というのはハードルが高すぎました。むしろ、その目標に縛られて心理的障壁ができてしまっていたように思います。今後はもっと気楽に、余裕があるときに書ければいいな、というような気持ちでやっていきたいです。

 

秋葉原散策

 11月の半ばに友人と秋葉原に行ってきました。実は今まで乗り換えのために秋葉原に出ることはあっても駅を出ることは無く、きちんと散策するのはほぼ初めての体験でした。当初の目的はPCパーツや最新のガジェットを見ることでしたが、素人にとってはネット通販以上の発見は無く、そのような楽しみ方をするのであれば繰り返し足を運ぶべきなのかなと感じました。結局、この日一番楽しんだのは買い物に飽きて入ったゲームセンターだと記憶しています。私も友人もほとんどゲームセンターで遊んだ経験がなく、UFOキャッチャーを冷やかしたりアーケードゲームで対戦したりするのはなかなか新鮮な体験でした。特に運転席を模したレースゲームは、普段ゲームをやらない友人でも遊びやすいようで、ゲームセンターが想像していたよりずっと訪れやすい場所だったことに驚きました。噂以上に大量にいるメイドさん達や、妙に高カロリー志向の飲食店群(「オタクが食べそうな店しかない」と友人)には圧倒されましたが、歩きやすい規模の道路に他にはないような店が並んだ秋葉原はとても面白かったです。

 

読んだ本

(私が読んだのはもっと古い版です)

 大学で英文学の講義を受けていた頃に何となく買ったまま放置していたものを読みました。ディケンズと言えば登場人物のキャラ付けが過剰とも言えるほどに濃いという印象でしたが、この作品もなかなか強烈なキャラクターがたくさん登場しました(私のお気に入りはウェミック氏)。失恋のショックで時が止まってしまった老婆やストレスで自分を持ち上げるほど髪を引っ張る紳士などはまだかわいい方で、優秀だが傲慢で趣味は人間観察、指の腹を噛む癖のある潔癖性の弁護士ジャガーズ氏は登場の度に要素が追加されているようにすら思えます。ただ、この作品の見所は主人公、ピップの心理描写にあると思います。特に子供の頃面倒だった大人との付き合いや、ふとしたときに感じる余所の家との差、それらに伴う心理描写のリアルさは、狂ったキャラクターだらけのストーリーに現実味を持たせることに繋がっているのだと感じました。